ErukoBlog -Hatena diary

遠距離を経て、国際結婚、在米(中西部) アメリカ生活のことについての記事。皆さんの役に立てれば嬉しい。

【国際結婚】 居心地が悪くなりつらくなった時にすること3選

 

 

2022年10月にアメリカで入籍してから4ヶ月目、思った以上に小さなすれ違いが多く、周りの助けを得ながらなんとかいい方向に持っていこうと四苦八苦しています。

 

先日は、近所の人に朝の11時から18時まで話を聞いてもらったり、話してもらったりしてなんとか落ち着いたところです。

(近所の人には感謝してもしきれません....)

 

また、教会のPastor夫婦にマリッジカウンセリングを依頼し、現在は聖書の考えに基づいたマリッジカウンセリング用の本を読みながら「結婚とは」について考える日々です。

 

たった4ヶ月間の出来事ですが、日本にいる頃と比べると人生1周したような感覚がします。

 

Kビザで国際結婚をしてきた人々にとっては、グリーンカードを入手するまでは、日本での自由な時間や金銭感覚が制御されて、運転ができない場合は家の中にこもり、パートナーが帰宅するのを待っているだけの生活になる方が多いと思います。

 

そのような時に少しでもネガティブな流れを変えることができる3つの方法について記載していきます。

 

1、パートナーに自分の気持ちを素直に伝える

 

ひとつめは「パートナーに自分の気持ちを素直に伝える」です。

これはとてもシンプルで簡単に思えますが、Kビザ、国際結婚、全ての環境が一瞬にして変わってしまい困惑している私たちにはとても難しいことです。

 

なぜなら、私たちとしては「私と過ごす時間をもっと作ってほしい」「私の気持ちを理解してほしい」「他の友人とばかりつるんでいないで、ふたりの時間がもっと欲しい」など自分よがりに聞こえる理由が多いからです。

 

ここでアメリカと日本の文化の違いが伺えますが、私たち日本人配偶者の"affection" = 愛情表現が足りない可能性があります。

 

"I love you"ということ、なんの理由もなくハグをしたり、いきなり甘い言葉をかけたり、友人の前でおでこにキスをするなど、日本では目にもしなかったことをすることが当たり前になります。

 

私のように、そのような光景に慣れなさすぎて戸惑ってしまい、その愛情表現を遮ってしまったり、愛情表現を返さなかったりする場合、アメリカ人パートナーは困惑してしまう可能性があります。

 

そのため、「日本ではこのようなことをする文化がないから」「私の家族は結構ドライでハグをしたことはもちろんないし、そのような甘い言葉もかけたりかけられたりすることはないので、慣れていくね」などと、伝えることが大事になるでしょう。

 

日本とアメリカ、または家族観によっても愛情表現の仕方は異なります。

それはお互いの幼少期、家族・親戚の習慣、文化の違いが今の私に関係しており、誰にも否定することはできません。

 

私たちのようにKビザで国際結婚、別居生活からいきなり同居生活となりずっと同じ空間にいれば、すれ違いも見えてきます。

 

自分が何かしら、愛情表現や日常生活の中の動作で疑問、不満に思っていることがあれば嫌味に聞こえないように素直に自分の気持ちを伝え、相手の意見を聞くことは、コミュニケーションの基本ですが、とても大事なことだと学びました。

 

例えば、日本では「相手に理解することを期待する」ことがよくあります。私は母親がそのような性格でおそらく家族観として根付いてしまった性格です。

「私がこうしているんだから、相手も気づいてこうするだろう」

「あれしたいけど言うの恥ずかしいなあ、私の気持ちを感じ取ってくれないかなあ」などです。

 

しかしそれは間違いで、思いっきりアメリカ文化で育ってきた+相手は男性です...。

男性、特に私の夫は「男性脳」というか、細かいことは気にしない。言われないとわからない。言われたとしても忘れる。という性格なので、私としては今までのように自分のしたいこと、嫌だと思うことを言わずに過ごしていると互いにすれ違いが生じるのは当たり前のことなんだと理解しました。

 

自分の素直な気持ちをいきなり伝えるのはなんだか気が引けますが、夜ご飯を食べている時、外食をしに行った時、寝る前、ふたりだけで話すことが難しい場合は信頼できる友人や近所の人、カウンセラーなど、第三者をはさんでお互いの意思を伝えるなど工夫して、自分の気持ちを素直に伝えることをできるとよさそうです。

 

私は既述の通り、近所の仲良しのおばさんの助けを借りて話し合いをすることができました。

 

2、友人・知り合いに相談する

 

ひとつめは「友人・知り合いに相談する」です。

友人、知り合いは日本人でも良いし、新たに知り合った近所の人、教会で知り合った人、定期的に会う人でも良いです。

 

とりあえず、パートナー以外の人に相談してみます。

 

「こういうことをされるんだけど、こういう理由で心地よくないと思っている」などと、起こっていることをそれに対する自分の気持ちを伝えます。

 

パートナーがおかしな行動をするときは、彼ら自身の問題が原因になっている場合またはKビザで渡米してきた日本人パートナーとの生活面で心地よく思っていないことが起因している場合があると思います。

 

アメリカ人のパートナーの友人に相談すれば、そのパートナーの性格や行動パターンから判断して、全く異なる視点からアドバイスをしてくれるかもしれません。

自分が気づかなかったようなアドバイスを得られる可能性は多くあります。

 

もしかすると、アメリカ人パートナーの態度が冷たいとかいじけている雰囲気がある理由として、あなたのことを気遣っているけど、1番で挙げたように愛情表現の問題だったりするかもいしれません。

 

Kビザで渡米前にどのような様子だったかなどを聞いてみるのもいいでしょう。

渡米前と渡米後で、結婚生活に持っていたイメージの大きなギャップなどを感じている可能性もあります。

 

それがわからず、つらい場合は人に相談してみることをおすすめします。

 

3、つらさの原因となっている人と直接話す

 

アメリカ人のパートナーが、幼いころからその地に住んでいれば古い友人も多くいます。

特に、ミリタリー関係だと退役した古い知り合いが近くに住んでいるとか、です。

私の夫は退役軍人なので至る所に知り合いがいます。

 

例えば、「彼がやけに他の人とテキストをし合ったり、電話をしあったりしている」「金曜日の夜なのに、他に人とずっと電話をしている」「でも私はこの時間に日本の友人も起きていないので何もできない、不公平だ」のようなシチュエーションになりうるかもしれません。

 

特に、それが自分と同性の場合は不満が募りやすいです。

 

そのような場合で、不満の矛先が知り合いの場合は、連絡先を教えてもらって直接話すこともできるでしょう。

 

やましい関係でなければ、「誰と話してるの?私も仲良くなりたい、連絡先を教えて?」などと言っても相手は快くその提案を受け入れてくれると思いますし、男性を通して女性を見ると事態は悪くなるばかりです。

相手の女性が、スマートで夫婦関係を尊重してくれるようなきちんとした女性であれば、週末にカフェなどに誘ってコーヒーなど飲みながらふたりだけで話してみてはいかがでしょうか。

 

私は実際にそうしました。

夫とどうしようもないくらい口論をして、互い気持ちを伝えられず、険悪なムードが流れていたとき、知り合いのアドバイスを得て夫と頻繁に連絡を取ったり、夜の時間帯た土日など夫婦の時間を過ごしているときにオンラインゲームに誘ってくる女性(元ミリで彼の親友の彼女であり、そのカップルと夫と以前はルームシェアをしていたほど仲が良いです)がいたのですが、私はそのことに不満を持っていました。

 

なぜなら彼女の彼氏は午後に働き夜中に帰ってきますので、週に何日かバーで働いているだけの彼女にとって午後・夜間帯は暇なのですね。

友人も少ないというので彼に連絡を取るわけです。

いつも彼と連絡をとり、家に来た時も私とはたいして話もせず、彼と話すのですね。

そうなると私の存在を無視されていると思うわけです。

以前から彼女には好感は持っていませんでしたが、今回は何かをせずにはいられなくなりました。

 

彼女に連絡をし、ふたりでコーヒーを飲みながらでも話したことがあるんだけどいつ空いてる?と、近所の知り合いと3人で話し合いをしているときに勇気を持ってテキストを送り約束を取りました。今までできなかったことです。テキストを送るときは少し緊張しました。

 

日曜日の朝に会う約束をして、その際は、「こういうことを思っているんだけど、どう思う?」などと、やんわりと自分の気持ちや不満や、夜間帯や土日は夫婦で過ごしていることもあるからオンラインゲームに誘わないでほしい旨も伝えました。驚いたことに彼女も結婚していたことがあったそうで、理解はしてくれました。

 

そして、その女性も「あなたの夫はこういうことに困っているらしいんだけど、おそらくそれはあなたに完璧な環境を用意したいと思っていて、頑張っているみたいなんだよね..。まあそういう性格だよね。」と、私が今まで感じたことがないような夫の努力も知ることができました。

 

家で何か問題があるたびに、その親友カップルに連絡をとり、私には相談もせずいろいろと3人で進めていたように見えたのも、すべて私がラクできるように雑用は裏で進めてくれようとしていた、と言うのがわかりました。

 

実は彼があなたのために頑張っていてそのサポートをその女性に頼っていた、などと意外な事実がわかりました。

 

それでも、ほかの女性に頼るのはおかしいだろ?と判断したので、その旨は夫にもきちんと伝えました。私たちは今は夫婦なので、問題があれば一緒に乗り越えていけるし、問題を他の人と乗り越えるのは私にとって失礼と思うんだけど、という旨です。

 

そのように、「つらさの原因となっている人とタイマンで話す」ことで、つらさのタネを潰し、しかも実はつらさの原因となっている人もつらいことが多く合ったり共通点があったり、ただのいい人だったり、と今までの固定概念とは180度異なる風景が見えてくるかもしれません。